モンテッソーリ教育の目的は、それぞれの発達段階にある子どもを援助し、「自立していて、有能で、責任感と他人への思いやりがあり、生涯学びつづける姿勢を持った人間に育てる」ことです。その目的を達成するために、子どもを観察し、そこから得た事実に基づいて教育法を構成し、教具を開発しました。
教具には子どもの雑多な感覚を整理し、鋭敏にする援助を目指した感覚教具、数という抽象的なものを、具体物を通して理解するための援助の算数教具、言語の発達を援助する言語教具、文化を身につけるための文化分野の教材などがあります。
こうした教具に子ども達が興味を示し、自分で選んで活動することをお仕事と呼んでいます。モンテッソーリ教育においては、学年の呼び方をA(年長)B(年中)C(年少)と呼んでいます。